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夏にかけて気をつけたい「ウェルシュ菌」の正体とは?

平成20年5月5日の産経新聞によると、4月26日長野県で、仕出し弁当を食べた男女54人が下痢や腹痛などを訴える集団食中毒が発生し、長野市保健所は4日、弁当を調理販売した飲食店を原因施設と断定し、7日までの営業停止にした。

保健所によると、食べ残しなどから「ウエルシュ菌」が検出された。この菌は、30~47度くらいになると急速に増殖するため、大釜で多量に加熱調理し、室温で冷まして長時間放置した食品に繁殖しやすいという・・・。

最近の食中毒では、ノロウイルスやカンピロバクターが食中毒原因物質として特定される事例が多い中、珍しく今回の食中毒事例では、「ウェルシュ菌」が特定されている。

珍しいと言っても、昨年2007年度の食中毒統計(速報値)では、全国で2,131人の食中毒患者を出している。

その原因食品の多くは、大きな釜や鍋で調理されたカレーやシチューそして焼き飯などが挙げれれている。

この菌の特徴をひとことで言うと、「酸素のないところを好む熱に強い菌」と言える。
いわゆる嫌気性耐熱性菌(芽胞菌)と言われている菌の種類である。

ウェルシュ菌は、気温の高い夏場を中心に発生し、一旦加熱調理した食品を自然冷却する時や常温で保管した場合に発生しやすくなる。

さらに詳しい予防対策については、こちらを参考にしてください。

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