食中毒ニュース&トピックス

5つの幼稚園に配達された給食で392人の食中毒が発生

平成20年6月1日の毎日新聞の記事によると、新潟市内の5つの私立幼稚園の園児ら計392人が市内の某仕出し業者の給食で食中毒症状を起こしたと報じた。

この集団食中毒事件に対し、市保健所は30日、不適切な肉じゃがの調理過程で増殖した「エンテロトキシン(腸管毒)陽性のウェルシュ菌」が原因と特定した。

また、新たに21人が症状を届け出て、患者数は園児334人、職員58人の計392人となった。

さらに、市保健所によると、某仕出し業者は献立の肉じゃがを配達の前日に製造し、冷却のために約1時間放置し、当日の再加熱でよくかき混ぜる作業を怠ったため、腸管毒陽性の菌が大量増殖した。

ウェルシュ菌は動物の腸や土壌などに広く生息するが、陽性の状態で体内に入ると下痢などの食中毒を起こすことがある。酸素を好まないため、大きな鍋で作ったカレーなどで爆発的に増殖することがある。県内では今年初めての発生となった。

大規模な食中毒を防ぐため、市保健所は09年の新潟国体で弁当調理をする指定業者となっている某仕出し業者を含む計9社に対し、来月3日、食中毒予防の講習会を開くことを決めた。その他の業者向けにも改めて開く予定。・・・とのこと。

以上のように、非常に詳しく毎日新聞はこの集団食中毒事件について報道している。
また、ウェルシュ菌の詳細なる解説はこちら

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