食中毒ニュース&トピックス
滋賀県で餅つき大会中に食中毒発生、餅をこねた際にウイルスが付着か
平成22年3月4日の毎日新聞の記事によると、滋賀県は3日、先月27日に湖南市内の会館であった餅つき大会に参加した3~34歳の男女34人が、下痢や吐き気を訴える集団食中毒が発生したと発表した。
全員回復したが、発症者からノロウイルスが検出され、甲賀保健所は主催した関係者に衛生管理や手洗いの励行を指導した。
県によると、その場でついた餅をのり巻きやぜんざいなどにして食べた60人中34人が発症。
餅をついたりこねた際にウイルスが付着した可能性が高いという。
ノロウイルスによる食中毒は昨年12月以降、県内で12件目。
発症者は今回を含め306人に上る県食の安全推進室は「食中毒は生もののイメージが強いが、ノロウイルスは餅ぐらいの温度では消えない。消毒と手洗いを徹底して」と話している。